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【総評】 ダンガンロンパ3

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 ≪下記の作品を評価対象に含めます≫    放送開始:2016年07月~
◆ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園- (未来編)
◆ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園- (絶望編)   (+ 希望編)
---{▼概要}-------
『ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園-』は、未来編と絶望編の2部作で構成されたTVアニメ。制作はLerche。「二つのシリーズを同時期に、同時進行させる」こととなった本作はゲーム第1作から続いた「私立希望ヶ峰学園」を舞台とした物語の完結編として『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』のその後を描く完全オリジナルストーリーとなる。ゲーム版開発チームも制作に参加し、世界観などを取り込んだうえでダンガンロンパシリーズの完全なナンバリングタイトルとして制作された。未来編12話・絶望編11話・希望編1話の計24話構成。
視聴順は未来編1話→絶望編1話→…→最後に希望編。
---{▼あらすじ}-------
未来編
『ダンガンロンパ』で「超高校級の絶望」を倒し、コロシアイを生き延びた「超高校級の幸運」・苗木誠たち6名。彼らは、その後絶望に満ちた世界を再生させるために希望ヶ峰学園OBで結成された組織「未来機関」に所属していた。しかし、苗木は超高校級の絶望に従っていた「絶望の残党」を匿ったことにより、未来機関から反逆罪に問われてしまう。
絶望編
「超高校級」の才能を持ち、性格の面でも個性に溢れた77期生の本科生徒たち。そして「才能」に狂信的な憧れを持つ高校生・日向創によって、学園の、世界の、未来の歯車は狂い始めていく。「人類史上最大最悪の絶望的事件」に至るまでの物語。
(wikipediaより)
---{▼感想 ※批判注意 ※ネタバレ注意}--
『希望ヶ峰学園』編、終幕。

好きだったシリーズが台無しに
アニメを見てこんなに腹が立ったのは久々です。このアニメが駄作なだけならともかく、今までのシリーズで積み上げた物を根本からブチ壊されてしまいました。何故こんな舗装が許されてしまったのか。悲しい事に、本作は原作者がガッツリ関わっているため言い訳も出来ず。外伝として切り離して扱う事も出来ない。1クールに2本放送なんて相当な企画規模だと思うのですが・・・ゲームのネガティブキャンペーンにしかならなかったですね、許し難い。

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そもそもこれはダンガンロンパなのか?
推理&裁判が始まると思ったら全員暴れだしてもう駄目でしたね・・・。機関の長が突如「リアル人狼ゲームやろうぜ」と言い放ち、結局はバトルロワイアルが開催されるというヒャッハーな展開で大変驚きました。加えて、登場キャラ達はシリーズの世界観を度外視した戦闘能力を有していて、破壊の限りを尽くす訳ですが・・・”超高校級の○○”の才能ってそういうスーパーパワー的なのじゃなかったよね!?ゲームの1&2はもっと地味目と言うか、一般人に毛の生えた程度のレベルで、少なくとも身体能力等は比較的現実的な範疇だったと思います。何でもかんでも能力バトルものにしてしまう・・・アニメ化って恐いですよね。
唯一良心となりそうだった探偵・霧切の推理も非常にお粗末で絶望しました・・・。「手が届く範囲に刺し傷・・・これは自殺!」 「ここはきっと海中だから・・・出口は偽物!」 ←えぇ・・・

NG行動という舞台装置
NG行動というルールが提示された時は正直胸が躍りました。『このルールを巡って面白い心理戦が繰り広げられるに違いない』と思いましたから。しかし蓋を開けてみれば統一性の無い制約ばかりで予想する楽しみとは無縁なものでした。駆け引きの材料としてではなく、単に都合よくキャラに死んでもらう為に逆算して用意されたものだったのです。よくここまでつまらなく出来るなと逆に感心してしまいました。

”洗脳”はミステリー作品のタブー
『犯人も被害者も洗脳!過去作の原因も洗脳!ダンガンロンパのテーマは洗脳!!』←ファンが喜ぶとでも? しかも洗脳方法が”アニメーターが作った洗脳ビデオを見せる”という手前味噌&お手軽な方法だった訳で・・・本当馬鹿馬鹿しいですね。
ミステリーの御法度を示した有名な規則『ヴァン・ダインの二十則』でも、殺人方法に空想科学的なものはNGとされています。洗脳ビデオで人を操って自殺・殺人をさせるなんてのは以ての外なのです。何でも有りになっちゃいますから。
そういえば自殺者はどうやって自分を吊るしたり壁にめり込んだりしたのでしょうか・・・アニメーターって凄いですね(笑)

3の新キャラクターについて
--▼【宗方京助】--
行動原理が理解できないキャラ筆頭でした。機関のリーダーでありながら合理的な判断が出来ず、開幕から「多数決で一人ずつ吊っていこう」とイカれた発言。その後も・・・
苗木「Q. 何故僕を襲う?」
宗方「A. 綺麗事では片付けられない」
  ←?
終始、支離滅裂なバーサーカーとしてご活躍でした。
--▼【逆蔵十三】--
戦犯キャラとして批判の的となったホモボクサー。腐向けに媚びたキャラなんて追加するなよと個人的には思うのですが・・・案の定優遇されていましたね。彼の死に様は、ヒロインの霧切や七海以上に演出や作画に気合が入っていました。まあ言うほど戦犯ではないと思いますが、好きになれないキャラでした。
--▼【雪染ちさ】--
特に不満はありません。というか、大半は洗脳されていたので叩きようがないです。中原さんは相変わらず腹黒キャラ役がお似合いで、素敵でした。

過去作キャラについて
--▼【77期生】--
ダンガンロンパ2では1人1人個性の強いキャラ群でしたが、本作では集団行動しかしないモブと化していたのが只々不満。絶望編の概要では『どうして彼らは絶望堕ちしたのか』と謳っていましたが、まさか”全員まるごとお手軽洗脳”だとは思ってもみませんでした。2をプレイした時は”全員悪人だった”事実が衝撃的だった訳ですが・・・今となっては、全て台無しですね。
--▼【カムクラ】--
カムクラが生まれた経緯は前作で解っていた事ですから、本作はただ映像化しただけで割と空気なキャラでしたね。アニメ初見組にとっては、漠然とし過ぎていて具体的にどの様な存在なのか理解出来なかったのではないでしょうか。
--▼【モナカ】--
外伝である『絶対絶望少女』のキャラですね。私は残念ながらプレイしていないのですが・・・その所為か、彼女が突然やる気をなくして宇宙に飛んで行ったシーンは意味不明でした。外伝のキャラですし、登場しただけで価値があるのかも知れませんね。



最後に
長々と批判を書いてきましたが、単純に”黒幕を予想する面白さ”はあったと思いますし、惰性とは言え最後まで見届ける事が出来ましたので満足度ランクは【C】にしようかと。ただやはりこれがダンガンロンパの完結編かと思うと涙が出ます。

--▼【総評*1行表】----
脚本演出作画人物音楽構成
324432
満足度ランク【C】!!
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Comment

  • 河原
  • URL

>そもそもこれはダンガンロンパなのか?

外伝の絶望少女がアクションゲームなんですが、それに近いノリですね。
絶望少女では、ジェノサイダー翔がハサミでロボットを破壊する超人です。
推理とか無縁で、ロボットや、それを操るヒャッハーな子供たちとのバトルがメインです。
1でも、さくらちゃんだけは超人じみてましたが。

ここまで従来の作品と根底が違うなら、絶望少女と同じようにタイトルも変更して
半端に雰囲気だけ1や2を模倣せずに、別物として描くべきだった気がしますね。
どう考えても原作ファンはおろか、アニメしか知らない人でも、
「ダンガンロンパ」に求めてたのは「これ」じゃないと思います。

強いて褒めるところを探すなら、人間の七海が存在して、彼女にもう一度会いたいという77期生の心が2のAI七海を生み出したという設定は好きです。
77期生が復活するのは、江ノ島風に言うなら「予定調和」でしたし。

>苗木「Q. 何故僕を襲う?」
>宗方「A. 綺麗事では片付けられない」  ←?

確か、最初は苗木を利用しようとする絶望を炙り出すために、苗木を狙ってた気がします。
天願に誑かされてからは苗木も絶望だと思いこんで狙ってました。
まあ、どっちにしろ的外れな行動だった事に変わりはありませんが・・・
強引に擁護するなら、恋人が死んだ直後でおかしくなってたんでしょう。
絶望編では、そこまで無能じゃなかった気がしますし。

正直、黒幕の目的も強引に御手洗をメインにするための無理のある代物でしたしね。
まだ黒幕は雪染で、自分の自殺を苗木が犯人だと誤解されるように偽装。
苗木が未来機関に狙われるように仕向けたが、霧切さんと苗木自身の活躍で身の潔白が証明され、
モナカ率いる絶望の残党の本体との決戦で77期生とこまる&腐川が援軍に来たという展開の方が面白かったと思いますね。
六花の勇者と、だいぶ被りますが、
ぶっちゃけ異能バトルを織り交ぜたミステリーもどきとしては、六花の勇者の方が面白かったですし。


>【77期生】

どだい、77期生の全員の学校生活と彼らが絶望に堕ちる理由を1クールで描こうというのが無謀なんですよね。
しかも未来編との繋がりまで入れながら・・・
そりゃ、ひとまとめで洗脳というお手軽手段に頼るしかなくなりますね。
まともにやったら元からメンタルが弱そうな罪木を除いたら、1人を落とすのに丸1話必要だったと思いますし。
かくして、2の通信簿に記された各キャラの絶望落ちの伏線らしきものは全て台無し。
出来ない事を無理にやるもんじゃないという教訓ですね。
洗脳されても全く言動が変わってない狛枝には笑えましたがw

結局のところ未来編と絶望編に強引に「繋がり」を作ろうという縛りプレイが首を絞めた感がありますね。
前述のように、絶望編を1クールで収めようとしたら、洗脳に頼るしかないわけで、
絶望編と未来編に繋がりを作ろうとした結果、殺人の方法、トリック、全てが洗脳頼りで、
黒幕の動機は洗脳技術の開発者のアニメーターを精神的に追い詰めるだけというぶっ壊れた内容に・・・
他にもNG行動は絶望編で新キャラがフラグを立てたら即座に回収するための道具ですし。
話の面白さより未来編と絶望編に「繋がり」を作る事を優先した結果、お粗末な内容になった節があると思います。

  • ぶっきら
  • URL

>黒幕は雪染で~…~という展開の方が面白かった
その方がミステリーしてますし燃える展開ですね!未来編の代替案はいくらでも思い浮かびそう・・・やはり絶望編が癌。
2の前日譚を希望したのはゲーム原作者側ですかね。だとしたらやはり企画段階でちょっと無理があったのかな。難しいですね。

河原さんは相変わらず造詣が深くていらっしゃる。ブログやtwitter等教えて頂けたら幸いです。

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