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【エロゲ】 あけいろ怪奇譚 【感想】

おすすめ度:★★★★★★★★☆☆
タイトルあけいろ怪奇譚
公式ジャンル学園七不思議解決ADV
フィーリングスリリング 感動 グロ
メーカーシルキーズプラス WASABI
脚本家かずきふみ
発売日2016年3月25日
主人公霊を寄せやすい体質の高校生
ストーリー
★★★★★★★★☆☆
文章表現
★★★★★★★☆☆☆
キャラクター
★★★★★★★★☆☆
読み易さ
★★★★★★★★★☆
CG
★★★★★★★★★☆
サウンド
★★★★★☆☆☆☆☆
ゲーム性
★★★★★☆☆☆☆☆
おすすめ度
★★★★★★★★☆☆

---{▼概要}-------
『あけいろ怪奇譚』(あけいろかいきたん)は、2016年3月25日にシルキーズプラス WASABIより発売された18禁美少女アドベンチャーゲーム。萌えゲーアワード2016で「ミステリアス賞」を受賞した。
シルキーズプラスの第3作目。物語は前作『なないろリンカネーション』の約2年半後を描いている。但し、『なないろリンカネーション』の正式な続編ではなく、「シリーズ物の新作」と言う形になっている。
---{▼あらすじ}-------
四人の女学生が立て続けに自殺して“旧校舎の幽霊” に呪い殺されたという噂が学園に広まった。佐伯社は奇妙な夢にうなされるようになり、ベルベットと名乗る少女が社の前に現れる。
---{▼感想}-------
『いっしょに、いきましょう……』

前作『なないろリンカネーション』は未プレイでしたが、傑作と聞き思わず手が伸びました。前作の主人公たち(加賀見家)が脇役で登場しますが、話自体は独立してるので支障ナシです。

魅力その1:良質ミステリーホラー
キャラ絵が萌えゲーっぽいのでホラー要素は期待していなかったのですが、雰囲気たっぷりで結構怖い!!かと言って、怖くて先に進めないという程でもなく、いい塩梅。

舞台は一学園と小規模ながら、元凶である“朱子”の謎は大きくミステリーとしても大満足でした。様々な疑惑・憶測が飛び交い、お手軽に真相に辿り着かないのでやり応えアリ。各ルートに真実が散りばめられて、TRUEルートで胸がスッとする感じ。

魅力その2:かなり読みやすい文章
理解し易い&クセのない文章で、考え過ぎずにサクサク進めます。また、昼は談笑、夕は調査、夜は退治、と ステップが区切られているのも地味に心地よいです。

学友との会話は頬が緩むものばかり。“会話が弾む”とはまさしくこの事だと思うような、仲良しグループ感が凄く好き。

そういえば、ゲーム開始時に『中々面白くならない』というのはありがちですが、本作はそれが無かったですね。前置きが少なく、序盤から展開が早い点は有り難かった。

魅力その3:学校の七不思議を解決していく
作中でも言われてますが、探偵団みたいでワクワクしますよね。加えて、霊たちを使役する(能力として身につける)ことが出来るようになります。能力を身につけるか否かがルート分岐のカギになってくる点も斬新……!

ここからは更に細かく詳細を書いていきます。


< --- ▽ここから下はネタバレあり▽ --- >







共通ルート 【◎】

面白いと思った点
▶ 悪霊を成仏させるか排除するか
……考えさせられる議題。私は初め排除派でしたが。。。
▶ 霊は元人間と噂で生まれた者との二種類が存在する
……自然霊的な解釈。オカルトはいいぞ。
▶ エロが厄除けのおまじない
……(笑)
▶ 使役する霊たち
・花子さん … 一方的で理不尽な約束
・血塗れの草刈鎌 … 鎌(殺意を抱かせる霊)
・十三階段 … 影(悪戯する霊)
・踊り場の大鏡 … 死の未来予知
……一番活躍するのが花子さんってのがまた良い。

るり&るか ルート 【○】

旧校舎の霊は所長におまかせして、るりるかとの仲を深める長閑やかなルート。……最初に辿り着くのが、本筋から最も遠いルートになろうとは(笑)。

可哀想な双子の神様にご飯やお菓子をあげたりと実に微笑ましいお話。(信仰を絶やさないために)二人のことを家族一族で覚えていく……というのが感動的(´;ω;`)サブルート扱いなのが勿体無いくらいです。そして最期は(主人公を)看取ってもらい幕引き……人生を描き切る系の話は本当胸にくるぜ(ノД`。)

るりるかは面白い台詞も結構多くて、キャプチャしたかったんですけど、一つの台詞を二人で分けて言うので一枚のキャプ画では面白さが伝わらないっていうね(苦笑)

佳奈 ルート 【◎】

佳奈ちゃんと共に、学校を陰ながら守る“七不思議の一つ”になる、デビルサマナーEND。ヒロインの中で佳奈ちゃんが一番好きだし、シナリオも一番仕上がっているサブルートだと個人的に思っています。

このルートに入るために、「調査は続ける」「でも今夜は調査しない」みたいな選択肢を連続で踏まなきゃいけなくて、めっちゃトリッキーな分岐だな!と口走った記憶(^ω^;)

佳奈ちゃんは優しい&ノリが良い&スケベ!!と、最高に嫁にしたいヒロインでしたねー。謙虚さもあるし、ビッチでもない!

旧校舎の霊を封印。目覚めさせないために、イジメ防止の噂を流して“七不思議の一つ”になってしまえ!という展開は完全に予想外で度肝を抜かれました。その結論に至るまでの過程も結構好きで、社(主人公)は霊が目覚めること前提に“鬼の力”を必要とし、その裏で佳奈ちゃんは霊を目覚めさせないために鬼の力が必要……と、無意識に肩を並べて尽力する様が胸熱。

佳奈ちゃんルートはBADエンドも記憶に残る。ずっと一緒にいようね(既亡)には、背筋がゾクっとしました……。ホラー作品ならではの小気味よさがGood。

葉子 ルート 【○】

全ての霊を使役した結果、姉・美里死亡 → 朱子と七人の犠牲者に取り憑かれ、鬼に変生 → 葉子の相棒END。

このルートのみ、主人公が吸魂鬼(魂喰らい)になってしまうのですが、正直デビルサマナー(霊使い)より格好良くてお気に入りです。……まぁ、いずれにせよ厨二病チックな能力ですがね(^^;)

葉子は男前と言いますか、ハードボイルドでいいですねぇ。エロゲのヒロインとは思えませんね(笑)。

葉子&ベルベットと街を出るというのは、社(主人公)のその後としては一番しっくりくる気がします。美里が死んでいるので後味がいいとは言えませんが。

何気に、朱子の目的が社の呪殺ではないことが判明するルートでもありました。また、修司(友人)が良い奴だと判明するのもここでした(笑)。霊退治に協力しないから黒幕かと疑っててスマンかった……。

ベルベット ルート 【○】

瀕死のベルベットと契約 → ベルベット覚醒で朱子排除 → 葉子が去り、親離れEND。何故か自力で辿り着けなかったので攻略サイトに頼っちゃったよ……このゲーム分岐条件が複雑過ぎる。

ベルベットの覚醒はとにかく熱い展開でした!灼●のシ●ナくらい熱い!覚醒直前にベルベットを救い出す花子さんは更に格好良かったですけどね。あと一歩で朱子に手が届く → 「花子さん来てくれぇ!」 → 死者の腕を薙ぎ払う花子△。

ベルベット。死にたがり&クーデレ属性ってのがポイント高いですが、私はあいにく“メイドプレイでいじめたい”願望を持ち合わせていなかったので、イマイチ刺さりませんでした(+_+)

Hシーンで中田氏するか否かって、普通はCG回収のための選択肢ですけれど、本作はがっつりグッドエンドの条件にしててワロタ。発想が脱帽レベル。

美里 ルート 【△】

お姉ちゃんと結婚ルート。自力で辿り着けなかったその2。

美里は以前からるり&るかにお願いして、社(主人公)が受ける障気を肩代わりしていたことが判明。『そうだったのか!』感の強いサブルートでした。葉子やるり&るかルートとどちらを先にするかで、所感が変わりそう。他のヒロイン達とは別の立ち位置なのに、疎外感を感じさせない!キャラの扱いが上手いなぁ。

恩返ししたいけれど美里はそれを望まない → 喧嘩の勢いで美里が黒歴史を披露 → 社(主人公)が求婚。更に、『妄想小説の中で強く描けば強くなる』から社はもう大丈夫!!と、かなりブッ飛んだ内容でしたねェ……。

甘やかされ&背徳感で、上級者向け。

TRUE ルート 【○】

追体験を通して、旧校舎の霊の真相が明らかになる大団円ルート。以下、真相を箇条書きで。
▶ 社は朱子の想い人“乾”と瓜二つ。呪いではなく執着。
▶ 朱子は乾に対し「一緒に生きましょう」と伝えたかった。
▶ 鈴の音=彼をこちらに向かせるための力業のおまじない。
▶ 朱子の親友と教師が不純異性交遊。濡れ衣を着せられた。
▶ 朱子は暴行され妊娠。復讐を目論むも殺されて悪霊化。
▶ 朱子はるり&るかの力で眠り、原田望の死で起こされた。
▶ 朱子と原田望、今は二人で“旧校舎の霊”。
▶ 原田望は朱子に呪い殺されたのではなく、自殺。
▶ 原田望が記憶を閉ざしている間、主導権は朱子に。
▶ 原田望が思い出すと、主導権は望へ。
二人の未練を解消し、仲良く地獄へ……。

プレイ序盤は『悪霊は(成仏ではなく)排除すればいいのに』と思っていましたが、終盤では実際に真逆の思想に変わりました。感情移入のさせ方が上手な証拠ですね!素晴らしい!!

いじめっ子と決別、七不思議の全解明、そして朱子が作ったおまじないを(一人の恋する少女として)広める……。地獄行き云々でどうなるかと思いましたが(笑)、後味の良い大団円でホッとしました(^^)

非の打ちどころがなくて大・満・足☆ シルキーズプラスのゲームは初でしたが、他作品にもローラーをかけようか迷うくらい興味がわきました。成程、高評価も頷けるっ。たまにはミステリー・ホラーもいいですね。

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