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【総評】 はねバド!

該当作品放送期間話数
▶ はねバド!'18年7-10月全13話
(※ 批判注意)
▼ 概要

『はねバド!』は、濱田浩輔による日本の漫画。高校女子バドミントンを題材にした作品で、単行本3巻までと4巻以降からで絵柄が大きく変化している。アニメ版は(許諾を得た上で)物語の展開やキャラクター設定の一部は原作から大きく変更されている。特に試合に関しては最終的な勝敗は同じでも、そこに至るまでの過程が大きく変更されているものもある。
(wikipediaより引用)
▼ 感想

わたしの全てを、このコートに――!!


脚本
(4)
原作未読。原作は萌え漫画から徐々にガチのスポ根になって人気が出たらしいですね。本作は原作初期シーンをバッサリカット、というか話の大筋だけ合わせてとことん改変されているとのこと。

スポーツ漫画だけあって、個人の苦悩や人間関係を中心に描かれていますね。一方、(激しい試合描写ありますが)スポーツの熱さや爽やかさは全く感じられません。作中の台詞でもありますが「バドミントンは勝たなきゃ意味ない」というのが物語の肝であり、神経を擦り減らし続ける息苦しさが特徴といえます。

シリアスな内容自体は悪いことではありませんが、主要キャラの言動が理解し難く、苦痛を伴う視聴になる事。加えて、ギスギスした雰囲気が最終話で晴れた際に、感慨を覚えるほどのドラマが無い事が悔やまれます。
演出
(7)
試合最中の演出は素晴らしいと思います。目線や表情の変化に隙が無く、試合展開の緩急も付けていて、安心してシャトルの動きに集中できます。
日常パートでは、キャラが台詞を喋り終えるのを不自然に待たない等、会話の流れがリアルな点が好印象。

残念なのが、キャラクターの心情理解をアシストする様な演出が為されていない事。ギスギスしたやり取りの後、(モノローグを加えるまではしなくてもいいですが)間を入れて表情で示唆するくらいはあってもいいのになぁ、と思う箇所がいくつかありました。
作画
(8)
特に試合中の作画は凄まじかったですね。作画の工程や技術に関しては解りかねますが、プレーの動きはかなり研究しているんでしょうね。
手書きの枚数も凄そうですが、シャトルやラケットの3D表現も見事でした。何度でも見たい。
人物
(3)
主人公は傲慢な一面を持つ天才少女……俗にいう魔王系主人公というヤツですね。視聴者からサイコパスやら煽りカスやらと散々言われてましたw まぁ稀にいるタイプの主人公なのでそれはいいとして。
肝心なのは、キャラの心理描写が薄すぎる&当人の言動が支離滅裂で心情を考えるのがバカらしくなる点。魅力も無い、共感も出来ない、そんなキャラが織り成す険悪なムードで終始進行する訳ですが……色々納得できません。
キャラ設定がなんかおかしいですよね。
音楽
(6)
主題歌が爽やかですね。好きです。あとは、シャトルの音。シューズの音。ラケットを振る音。etc... SEが心地よい。
構成
(3)
原作を大きく改変している事や、脚本家が複数人いる事などが関係しているのかは定かではありませんが、ストーリーの流れが結構ブツ切りです。例えば、第2話のなぎさのスランプ脱出→部員に謝罪の流れとか、第3話の綾乃の「バドをやる理由はもう無い」→公園でバド→入部の流れとか、唐突過ぎて気になるとかのレベルじゃない。シリーズ構成担当者は何をしているのか。
最終話は演出の技量で大団円っぽい雰囲気で閉幕しましたが……これも納得できない。
試合の中に二人の世界があって、互いにぶつかり合って、ひと試合で通じ合って。各々の中の気持ちの整理もついて。真剣だからこその、スポーツマンだけの世界みたいなのは確かにあって、それが素晴らしいってのはよくわかる。でもね、キャラの内面が支離滅裂で、話の構成もぶつ切りの継ぎ接ぎで、どのやってその素晴らしさを主観的に感じ取れと言うの?? 綺麗な余韻を残す演出は有難いけれど、その空白にどう心を動かせというの?? それを良しとするのなら作品にストーリーなんて不要になる。盛り上げたから感動しろってのはあまりに子供騙し過ぎる。
……と、色々思うところがありましたが、最終的に「こんなにギスギスした中でやってても“スポーツは素晴らしい”と思える締めくくり」となったことに安心しました。危うくバドミントンが嫌いになるところでした。やはり、スポーツの力は偉大だ。



満足度ランク【D】!!
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